核シェルタークラブ

核シェルタークラブ(商標登録6727713号)は、原子力災害(原発事故、核ミサイル)に備えて、一時的にでも被ばくを少なくできる核シェルターの普及に伴って、個人や公共機関が核シェルターを用意することが普通のことと人々が思える意識の醸成を目指しています。自らの身を守るすべを持つことの社会的な意義を人々が共有できる土壌とネットワークがなければ、個人所有の核シェルターや全員が避難できるとは限らない公的核シェルターの重要性が理解される社会にはならないでしょう。

核シェルタークラブの目的は、情報発信を通じて核シェルターへの意識の普及と理解の共有を図ることです。核シェルタークラブの活動は、「核シェルタークラブ」(Web情報誌)による情報ネットワークの提供と核シェルタークラブのステッカーの普及です。加えて、市民の意識の醸成のための各市町でのプロジェクトの推進も担います。

2023年1月1日に核シェルタークラブは発足し、3月20日から会員の受付を始めました。代表者はクラブを創設した村山皓(立命館大学名誉教授、研究領域 公共政策システム、災害と安全、政治文化論。名刺2023年8月現在)です。核シェルタークラブの運営は、大学研究者シンクタンクのシンクメイトリサーチ(2002年有限会社設立、詳細は運営会社を参照。2023年4月にコロナの影響などにより個人事業へと組織を簡素化)が担っています。

情報共有のネットワーク(クラブ会員フォーラム)に参加できる会員は、入会費が個人会員(3000円、クラブが存続する限り永久会費)、団体会員(40000円、クラブが存続する限り永久会費)です。入会の手続きと詳細については、運営会社のメールoffice@thinkmate-research.co.jp  もしくはコンタクトからお問い合わせください。規約をお送りします。

個人会員(ステッカー1セット、中12cm×12cm1枚、小6cm×6cm1枚を提供します)

団体会員(ステッカー2セット、中12cm×12cm2枚、小6cm×6cm2枚を提供します)

イメージ図
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ステッカーは 会員以外も購入できます(1000円、ステッカー1セット、中12cm×12cm1枚、小6cm×6cm1枚)。車や家屋に貼って、シェルターが身近に思える社会へと協力してください。office@thinkmate-research.co.jp にお問い合わせください。

クラブ代表者(村山皓 立命館大学名誉教授)の挨拶

核シェルタークラブが何を目指しているかは、以下の理念、活動、目標で簡潔に示すことができます。

【理念】原子力災害(原発事故、核ミサイル)に備える個々人による原子力防災が必要な社会になってきている。

広範囲で多くの人々の被災が想定される原子力災害であるからこそ、必ずしもすべてに対応できるとは限らない「公的」な原子力防災にもまして、一人一人の「自分ごと」としての「私的」な原子力防災の「備え」が期待される。

【活動】原子力災害での一時的な「自宅退避」のシェルター(隠れ場所)の普及を意図し、公的な「緊急避難」よりも私的な「屋内退避」により注目する。

ここでの「シェルター」は広い意味での個々人の隠れ場所であり、自宅退避のためのシェルターでは、隠れ家の建設、隠れ小屋の設置、隠れ部屋の準備など、難しいものから簡便なものまで様々に普及することが望まれる。

【目標】個人の私的な原子力防災には、人々の「原子力防災意識」の醸成が不可欠であると考えて、それに資する情報の提供を目指している。

「シェルターは個人が利己的に生き残る手段にとどまらず、その普及には社会的な意義がある」との原子力防災意識(人々の考え方、感じ方、行動の仕方)の共有を図る。原子力災害(原発事故、核ミサイル)で人々が生き残って活動し続けることは、地域の生活再建にとって重要であり、また、核攻撃への脅しに対抗できるような、戦術核の使用を思い止まらせる核抑止力とは違った安全保障の側面もあるだろう。また、核シェルター産業 、なかでも 個人シェルター の産業振興は、「究極の防衛産業 」として、軍需産業とは一線を画する日本に適する防衛に特化した社会経済的な意義を持つかもしれない。